「たぶん科学リテラシー以前に生活リテラシーが必要なんだと思う」(『赤の女王とお茶を』2009-09-28)

http://d.hatena.ne.jp/sivad/20090928/p1
より引用。

科学知識や科学リテラシーがあったほうがいいか、というと、もちろんあったほうがいいですよ。

政治や経済や歴史や心理や法律やITや語学や芸術なんかの知識やリテラシーがあったほうがいいのと同じく。

ただし、現代は複雑で巨大で、すべての分野で専門知識をマスターするのは不可能。

当の科学者であってすら、自分の専門以外で十分なリテラシーがあるとは限りません。

だから教育において「まず」教えるべきは、もっとヒューリスティックな「生活リテラシー」とも言うべきものではないでしょうか。

たとえば正確な科学知識がなくとも、また多少は怪しいものを買ってしまったとしても、本当に危ないところまではいかないようなセンス。

世の中見わたしてみると、正確で厳密な知識がなくても、危ないものはうまく察知してするりと回避してしまう人がいますよね。

世間知とか呼ばれることもあるのかもしれませんが、単なる世渡りテクニックというよりはもう少し誠実なリテラシー

例として以下の内容を説明しています。

  • 極論ではものごとは解決しない
  • 一つのモノや見方ややり方に頼らないほうがいい
  • 少しためして経過をみる
  • どんな人にも偏りがある

こう言うの面白い。