「はにわ」 (『にびねこらむ』 No. 23)

「アイヌのこと」 (『にびねこらむ』 No. 22) の続き。

 特別展「はにわ」を見て来た。思いついたことをてきとうに書いておこう。

◇東京国立博物館の特別展「はにわ」は、「挂甲の武人」の国宝指定50周年ということで開催された。挂甲の武人という言葉を認識したのは、わたしの場合はつい最近。『びじゅチューン!』で「挂甲の武人モーメント」というのを視聴してから。

◇「挂甲の武人」が5体集まるというのはなかなかないことだろう。4体は国内にあった。1体はアメリカのシアトル美術館から来た。

◇はにわ(埴輪)と言うと、テレビ番組『おーい!はに丸』を思い出す。1983~1989年まで、6年間放送された。わたしは1977年生まれなので、小学生の頃か。挂甲の武人からデザインされたと思われる「はに丸」と、馬のはにわからデザインされたと思われる「ひんべえ」が出てくる。はに丸がよくわからない時に「はにゃ?」と言っていたことと、オープニングの歌を覚えている。

◇土偶やはにわが気になるのは、日本原初のデザインとも言えるからだろうか。

◇はにわ展。多少混むだろうけど、平日に行けばそこまでは混まないだろう、みたいに甘く見ていた。平日に行ってみたら、とても混んでいた。こんなに人気があるものなの?ってびっくり。

◇子供向けの歴史を扱うマンガを小さいころ何度も読んだ。マンガでは、過去のことを描かなければいけない場合、当時の衣類、家、道具、文化、動物等いろいろな情報が必要だ。考古学者や歴史家などが、過去の遺物を見て、過去の生活などを考察し、それを論文や本として残す。文書や実際の遺物から影響を受けて、マンガ等のビジュアル作品も作られるのだろう。今回見たような、衣装や道具をマンガでみたことあるって思った。もちろん、わたしがみたことがないような、外国製と言われたら信じちゃうような、不思議なはにわもたくさんあった。

◇『火の鳥 ヤマト編』(手塚治虫)で、はにわの話が出ていたような覚えがある。

◇円筒型のはにわが一番出土されるようだ。動物系(犬、馬、牛、猪、鹿、魚等)のはにわが可愛かった。水鳥の上に幼鳥が載っているのもある。人型もけっこう展示してあった。家型や船型のはにわもある。導水施設型はにわというのもあって、興味深い。

◇はにわではないが、当時使われていた剣、兜、鎧の展示も面白かった。実際使われていたものがあって、それを模してはにわが作られていたということだ。

 

東京国立博物館 - Tokyo National Museum

www.tnm.jp東京国立博物館 - 展示・催し物 展示 平成館(日本の考古・特別展) 挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」

www.tnm.jp

おーい!はに丸|番組|NHKアーカイブス

www2.nhk.or.jp

[びじゅチューン!] 挂甲の武人モーメント | NHK - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=yLeYqzb149Y

火の鳥(ヤマト編)|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

火の鳥(ヤマト編)|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

(次回更新は2024年12月23日)  「ノートパソコン選び」 (『にびねこらむ』 No. 24) に続く。